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序曲 (山田耕筰)[じょきょく -ちょうちょう]
序曲 ニ長調(じょきょく -ちょうちょう、独:Eine kleine Ouverture in D-dur)とは、日本の作曲家、山田耕筰が作曲した序曲である。 現在確認できる限りにおいて、日本人が作曲した最初の管弦楽曲であるとされている。 ==作曲の経緯== ドイツ・ベルリンの王立アカデミー高等音楽院に留学中に、指導教官のカール・レオポルト・ヴォルフの与えた管弦楽曲作曲課題として、1912年の2月から、3月22日にかけて作曲された〔フルスコアの校訂報告によれば、山田の楽壇生活25周年を記念して行われた『山田耕筰氏祝賀演奏会』の曲目解説に、3月22日に完成した旨の記述があるとのことである。〕。 メンデルスゾーンやシューマンなどの、初期ロマン派の音楽を模範として作曲されている〔なお、この「序曲」ならびに「勝鬨と平和」と、交響詩「暗い扉」「曼陀羅の華」との作風の大きな変遷を、序曲・交響曲を作曲したあとの、山田自身の急激な作風の変化ととらえる向きがあることについて、片山杜秀は上述の楽曲解説において「作曲当時すでに山田の関心はワーグナー以後の音楽に向けられており、序曲や交響曲に関しては、ヴォルフの求めに応じて、古典的で厳格な作風に基づいて作曲していただけであったのではないか」と指摘している。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「序曲 (山田耕筰)」の詳細全文を読む
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